衝撃弾性波検査、そして画像展開システムも、それぞれ単独では下水道管の”すべて”の異常に万能ではありません。衝撃弾性波検査で管の減厚やクラックを調べ、また同時に画像展開システムによって局所的な劣化事象、侵入水、管の流下能力に関する異常等を調べることで、スパン全体、あるいは管1本ごとの緊急度の総合判定が可能になると言えます。

衝撃弾性波検査の特徴

  • 管に軽い衝撃を与えて管を振動させ、計測された波形の周波数分析で、管体の劣化を定量的に判定。
  • 付着物に隠れたクラックや微細なクラックまでも判定可能。
  • ロボットで検査するため、いつでも誰でも結果は同じ。また、計測データの解析・診断は、解析専門機関である(株)リハビリ・リサーチ・ラボラトリー(RRL)で実施。
  • 管をコツンと軽く叩くだけなので、管を傷めない。
  • 管体の劣化状態に関係なく、作業時間に大幅な変化無し。
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画像展開システム調査の特徴

  • 魚眼を超える190度の超広視界特殊レンズで、管内全周を展開撮影。
  • 管内を直視のまま走行するだけで、側視の必要がなく、また停止する必要もないため、調査時間の大幅な短縮が可能。
  • 調査後の展開画像から、クラックや取付管などの寸法計測が可能。
  • 平面化された画像が取得できるため、過去の同一箇所との比較が容易であり、定期的に調査を行うことで、管内面の経時的な変化を把握することが可能。

衝撃弾性波検査

周波数分析による非破壊検査で
管の残存強度を正確に調査します。

管に軽い衝撃を与えて、計測された波形の周波数分析aで管体の劣化診断。非破壊検査として、管の残存強度を高い信頼性で導ける検査方法です。

画像展開システム調査

カメラ車で管内を撮影。
PCで展開画像にして劣化診断します。

190度の超広角レンズを備えたカメラ車で管の全周を撮影しながら直視走行させ、そのデータをPCにて展開画像にして劣化診断を行います。



調査サンプル(例)

  • 展開画像(上部3枚の写真)に劣化情報をマーキングしている状態と、衝撃弾性波の解析資料(下部2枚)。2つの検査データを併用することで、視覚的に情報を把握しやすくなります。


従来のTVカメラ調査を
組み合わせることもできます。

下水道管路の種類や状態、環境などの要因により、従来型のTVカメラ検査と衝撃弾性波検査を組み合わせることも可能です。

TVカメラ調査

管内のTVカメラを操作、
モニター車で映像を見ながら調査します。

管路内にTVカメラを入れ、地上のモニター車に送られる映像を見ながら劣化状況を診断する調査方法です。